<薔薇の季節です(撮影地:大阪・中之島)>
<薔薇の季節です(撮影地:大阪・中之島)>

皆さまは、ご自分の「性格」・「行動様式」・「嗜好」をどのようにお考えでしょうか。自分のことは自分が一番分かっているようでいて、その実一番分からないのが自分自身のことだったりするものですよね。何を隠そうこの私、昨年秋のとある出来事がきっかけで、自分の「性格診断」に非常に興味を持つようになりました。まずは、そのおかしな「出来事」をご紹介しましょう。

きっかけは、とあるビジネス・コンサルのA先生とのこんな会話。その方は、ホロスコープの心得もおありだとかで、私のホロスコープをご覧になるなり、こんなコメントをされました。これが星占いの結果?ほんとに?と思わなくもないですが、あまりに面白かったもので…(笑)…。

A:あなたの長所とか短所とか、自分でどう思ってる?
私:そうねえ、なんでもそこそこは出来ることが多いけれど大成しない、突き抜けた才能がないのが悩み。
私:器用貧乏的なところが大嫌い。それから、熱しやすく冷めやすいのも…。
A:情熱的で突っ走るところがあるのと、それと感性の人ね。一方、論理的思考は苦手、計数感覚もなし。他人共感性もなし、他人に興味ないから。はっきりいってワガママだし、短気ね~。会社員には全く向かないタイプ…。猪突猛進玉砕タイプ。
私:え?そう?、会社員が天職だとは確かに思えないところもあるけれど、そこまでひどい?
A:あなたね、多分自分じゃ意識していないでしょうが、周りの人間からするとあなたの存在がストレスになるタイプね。だから、組織で働くのはもってのほか。無理無理。
私:え?そんなに…?
A:聡明だから、一匹オオカミ的な動きをする特任プロジェクトなら成果は出すだろうけれどね。
A:でもって、会社員よりも芸術家タイプだわよ~。職業間違えたわね、はっきり言って。
私:でも突き抜けた才能持ち合わせてないわよ~。
A:大体、そういう発言するところが、芸術家タイプね。で、他人に興味がないから、他人と比較してどうこうとか思わないかわりに、自分で突き抜けた才能がほしい、などと思ってしまうんだからね。これを天職にしないと、この世に生まれてきた意味がないわよ~。音楽家とかどう?
私:そうかな~。音楽は好きだけれどね~。とても才能あるとは思えないけれど…。
A:ま、信じないなら、そう言ってなさい。とにかく、『以和為貴』な日本人社会には全く適合できないタイプ。あなた、ワイドショーとか人のうわさとか、全く興味ないでしょ。ウェットさが全くない、日本人ばなれしたタイプ。欧州人に多いタイプかもね~。だから、日本の企業で働いているのって、正直言って場違いだわ~。
私:…。
A:アドバイスをするとしたら、計数感覚がないから、あなたには、計数感覚を持つ戦略パートナーが要るわね~。あとね、自分では全く気が付かないだろうから、ウェットなタイプの人にできるだけ感謝の声かけをすることね~。
私:うーん、そうなの~???

あまりのことに、当初は沈黙するしかなかった私ですが、この一連のやりとりをきっかけに、「自分自身の本質的なところ」を見直してみようと、いくつかのチェックテストを受けてみました。もちろん、興味本位(!)です。そうしたら、ことごとくおかしな結果が出てくるではないですか!どうして???「雇われ人失格」的評価ばかり!職業間違えたかっ???

いくつかの診断結果をピックアップいたしますと…。

高い芸術的感性をもつアーティストタイプ (←そりゃそうなりたいですが…)
ヒーリングミュージックの分野がおすすめ (←ホントか??)
人と同じことをするのが大嫌いでみんなと同じ生き方は恥ずべきものだと思っている (←それはそうかも)
体制をひっくり返して新しいものを生み出すきっかけを作る革命家タイプ (←え?そう?そんな気概あるかな?)
言葉を使って、人を勇気づけたり、楽しませたり、情報を伝達する才能がある (←考えたことなかったけれど)
新しい価値を生み出すことに情熱を見出すクリエイタータイプ (←自分でクリエイティブだと思ったことはないが)
理想主義者で創造力がある  (←そうなのかな~?)
ルーチンワークを好まない (←これは当たっているかも!)
自分のアイデンティティやブランドを育てることができると力を発揮する (←最初はそう思っていなかったですが)
忍耐力がないので時間管理や秘書的業務は向いていない (←その通りだが今さら言われても)
環境の変化を敏感に感知し、感覚的に判断し、自ら積極的に突っ走る (←そうは思ってはいなかったが…そうかも)
管理畑は基本的に適性がない (←そうならそうと早く教えてほしかった!)

興味本位でやればやるほど、「自分で思っていた自己像」と診断結果が乖離していることが明らかになるものですから、面白いものですね。しかも、こういうことに興味を持ち始めた途端、今回のスタジオ創設騒ぎ(!)ですからね。不思議なこともあるものだなぁ、と思う今日この頃です。

もっとも、世の中いろいろなタイプの人間がいるからこそ面白いわけですし、人間一人では生きていけませんから、それぞれの人の個性をうまく活かし補い合うような連携ができるといいのでしょうね。