それなりに時間をかけて準備したはずなのに、練習のときよりもはるかに「劣化」したパフォーマンスに終わってしまった痛恨の本番 ― そういう苦い思い出、数え上げたら枚挙にいとまがありません。それでなくても演奏技術習得という意味・・・
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AI時代の到来に思う ~ 音楽家の出番ですよ!
人工知能(AI)は職業を奪うのか ― オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン氏の衝撃的な論文「雇用の未来」が発表されてからというもの、どこでもここでも「消える職業」「なくなる仕事」の話題で持ち切りです。「今まで安・・・
伸びのある美しい音の「ツボ」はあるのか?
例えば、マッサージを受けたとしましょう。確実に「ツボ」を押さえることができる優秀な施術師にめぐり会えることがある一方で、「そこじゃなくてもう少し横」「微妙に角度が違うのよ」「正直痛いだけなのよね」「蚊がとまっているみたい・・・
安定したパフォーマンス ピーク・パフォーマンス
コンスタントにベストなパフォーマンスができる ― そうなれればどんなにすばらしいことだろう、と思っている方は多いのではないでしょうか。どんな舞台でも最善を尽くせるプレイヤーたること、これはプロの演奏家に特に強く求められる・・・
暗譜・譜面をめぐるあれこれ 箏曲のお稽古で学んだこと
大学生のとき、後に同じ学科(日本史)に進学することになった友人に誘われて箏曲の同好会に入り、以後二代藤井千代賀師(故人)の門人としてしばらく山田流箏曲のお稽古をしておりました。大学卒業後も、出稽古場が新大阪にあったことか・・・
「極度の緊張」を考える
手足が震え、うっすら冷や汗が出て、手首や腕がこわばって思うように動かない ― ピアノ弾きなら一度は経験しそうな「極度の緊張」。これに襲われると本当に不安が増幅しますし、恐怖すら感じることがありますね。この場から一刻も早く・・・
ピアノの右前方空間の音を聴く
子供の頃、私は、何となく鍵盤の真下でピアノの音が鳴っていると思っておりました。ちょうど、パソコンのキーボードの打鍵音が指の真下で鳴っているような、まさにそんな感覚です。白状しますと、子供の頃どころか、大人になってからもか・・・
ピアノの音色は調律で決まる
この頃ピアノといえば、アコースティックピアノではなく、電子ピアノのことを思い浮かべる方も多いのかもしれませんが、調律要らずの電子ピアノと異なり、アコースティックピアノを保有する以上避けて通れないのが「調律」という作業。一・・・